キャリアアップ事例
業界未経験者 他業界から学術系出版社の編集者へ転身
編集業務/20代/女性/Rさま
転職前:航空貨物/輸入業務
転職後:学術系出版社/編集業務
転職のきっかけや経緯
「すぐに答えがある」 「自分の裁量が持てない」という業務適性のミスマッチと、「学問」に対する想いから転職活動を開始。
学生時代の就職活動と前職の業務内容
学生時代には、アルバイトとして出版社で働きながら、大学院進学の準備をしていました。
その後、研究者への道を断念し、「アカデミアから一度離れたい」という思いから、あえて出版社以外の業界を中心に就職活動をしました。
そして、①国内外の様々なステークホルダーとかかわれること、②女性が活躍できる環境であること、という2つの就活の軸をもとに、貿易会社に就職しました。
前職では航空貨物の輸入業務に従事し、2つの能力が求められました。
1つ目は、「調整力」です。輸出者と輸入者の仲介者として、航空会社とのフライト日程から運送会社への配送手配、海外支社との英語によるコレポン業務まで、様々なステークホルダーと調整を行いました。
2つ目は、「正確性」です。輸入通関時には、Air Waybill(航空貨物運送状)などの通関書類をもとに、関税等の納税額が決まります。
通関書類の記載事項が正しいのか、1つ1つの情報を迅速かつ正確に確認しました。
転職の検討、そしてトーハン・コンサルティングへ登録
転職を考えた理由は2つあります。
1つ目は、「業務適性のミスマッチ」です。
前職の貿易事務では、「荷物は届いて当たり前」という前提のもと、トラブルが発生する度に減点方式で評価されました。また、ルーティンワークという「すでに答えがある仕事」を行う中で、自分の必要性について悩むようになりました。
2つ目は、「学問に対する想い」です。
前職で働いているうちに、仕事に対して物足りなさを感じていることに気付きました。
学生時代の出版社での経験を踏まえて、再び学問と向き合う環境に身を置きたいと思うようになりました。
その後、転職活動を開始します。
その中でトーハン・コンサルティングを登録した理由は2つあります。
1つ目は、「出版業界に特化した求人サイト」だからです。
実際登録してみると、学術書・専門書から児童図書まで、今まで自分が知らなかった出版社に出会うことができました。
2つ目は、「出版業界に精通したコーディネーターのサポート」があるからです。
実際、書類作成から面接準備まで、出版社の内情を踏まえた丁寧なアドバイスを受けることができました。
特に、内定後も雇用契約のやり取りを仲介してくださり、安心して入社することができました。
就職活動中に意識したこと
就職活動中に意識したことは2つあります。
1つ目は、「自分のペースで企業に応募すること」です。
自分は器用なタイプではないので、「とりあえず応募」という数打てば当たる方式の就職活動はしませんでした。
むしろ、「自分の適性に合うのか」という点を主眼に置き、1つ1つの企業をじっくり調べました。
2つ目は、「自分の言葉で伝えること」です。
「言葉は立居を表す」からこそ、自分で選んだ言葉を通して、「自分はどういう人間なのか」を相手に伝えることを意識しました。
現職で見つけたこと、今後の目標
現職で見つけた「やりがい」は、自分のアイデアが「写し鏡」のように本に反映されることです。
自分の提案が採用されたときは達成感を感じますが、それと同時に編集者の責任の重さも強く感じます。
だからこそ、内容を確認するときは、「必ず間違いがあるだろう」という前提のもと、常に自分を疑い続けることを大切にしています。
現職で実現できたことは、「ワーク・ライフ・バランス」です。
前職では、国際情勢や天候不順などの外的要因によって業務が滞り、自分で裁量を持って働くことが困難でした。
一方で、現職では、フレックスタイム制の導入に加えて、締切日直前以外は自分のペースで仕事を進めることができ、メリハリをつけて働くことができます。
編集者として、2つのことを意識して働きたいと思っています。
1つ目は、「積極的にコミュニケーションを図ること」です。
編集者は職人気質と思われがちですが、1冊の本を制作する上では、社内外の関係者との連携は必要不可欠です。周囲の人たちと信頼関係を築いた上で、「この人と一緒に仕事をしたい」と思われるような編集者になりたいです。
2つ目は、「常に自分と向き合うこと」です。
人間は年齢や経験を重ねていくと、どうしても過去を基軸に物事を判断するようになります。
「自分の考え方は本当に正しいのか」と常に自分を疑いながら、学び続ける編集者になりたいです。
転職活動する方へひとこと
これから転職活動をする方に伝えたいことは2つあります。
1つ目は、「自分を否定しないこと」です。
不採用通知を受け取ると、自己否定に陥るかもしれません。
しかし、この世の中には自分が知らない企業が沢山あり、自分に対する評価も十人十色です。「自己否定」ではなく、「自己効力」を高めて、自分に合った職場を探しましょう。
2つ目は、「自分の決断に自信を持つこと」です。転職活動を始めると、周囲の人たちから様々な意見が挙がると思います。
しかし、彼ら/彼女らは自分の人生の責任は取ってはくれません。
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」という格言の通り、自らの選択でキャリアを築いていきましょう。