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業界研究#出版

販売会社(取次)のお仕事

販売会社(取次)のお仕事

 

【出版流通における販売会社の役割】

出版社と小売店(書店など)の間にあり、書籍や雑誌などの出版物を出版社から仕入れ、小売店(書店など)に卸売りすることが販売会社=取次の役割です。

商品アイテムが膨大で、出版社と小売店(書店など)が、多数存在する日本の出版業界においては、2者が直接取引するケースもありますが、多くは販売会社(取次)を経由して、出版物を流通しています。

その理由は、出版社と小売店(書店など)が個々に取引を行うことは、あらゆる点でコストがかさむためです。

例えば、出版社はベストセラーのような大量部数の商品と小部数の商品をどちらも低コストで全国流通することができ、また、小売店(書店など)は、小さな出版社の商品も入手可能となるのです。

 

【取次の4つの機能】

取次は本の問屋として、次の4つの機能を果たしています。

 

[仕入・配本機能]

出版社からどのような本をどれだけ仕入れるかを小売店(書店など)の代わりに検討、交渉します。また、出版社から仕入れた限りある出版物を小売店(書店など)の立地条件、客層、販売実績などに基づき、どのように振り分けるかを検討し(配本)、小売店(書店など)に出荷します。

 

[物流機能]

出版社から届けられた本を各小売店(書店など)ごとに仕分け、配送します。

また、逆に書店から返品された商品を出版社ごとに仕分けをして各社に戻します。

 

[金融機能]

毎月の締切日に基づき、販売した商品の代金を小売店(書店など)から回収し、その代金を出版社ごとに支払います。

 

[情報流通機能]

出版社からの新刊書誌データや小売店(書店など)での販売状況などの情報を集約し、相互に活用できるように加工して、提供します。

この情報を出版社では新企画立案の参考にしたり、販売戦略にも役立てます。小売店(書店など)では、店頭でのフェアやイベント計画の際の材料として活用します。

各取次では、情報の一元化や業務の効率化、市場の可視化を目指して、情報流通システムを構築しています。